コラム

革製ソファの修理はいつ必要?方法とお手入れ方法は

革製ソファの修理はいつ必要?方法とお手入れ方法は

ソファや椅子など、革製のインテリアはおしゃれな雰囲気もあって人気です。なかでも革のソファは、おうちにあるという方も多いのではないでしょうか。

革製のソファは、日頃座面に負荷がかかるため、劣化しやすい傾向にあります。ひび割れやキズなどがあるソファでは、なんだかちょっと見栄えが悪い…。そんな気がかりをお持ちの方に、革のソファの修理についてご紹介します。

革製のインテリアだからといって、修理方法は張替えだけではありません。革製ソファの寿命を縮める原因や、業者のおこなう補修方法、自分でできるDIY修理などを知って、革ソファの取り扱いの参考にしてみましょう。

 

 

 

 

革のソファが劣化するとどんなことが起こる?

革のソファが劣化すると、どのような症状が起きるのでしょうか。

 

・色褪せ
革の色あせが起こる大きな原因は、直射日光です。
日頃日光が当たる場所には革のソファを置かないようにし、もしも日光が当たっているようなら、移動させたり、カーテンを閉めたりといった対策が必要です。

 

・黒ずみ・シミ・変色
革についた水、液体、汚れを放っておくと、シミや変色、黒ずみが発生します。
ソファで横になることがある場合は、皮脂、汗、化粧や整髪剤などが付着します。それらを放っておくとソファが痛む原因になるので、定期的なお手入れが必要です。

お手入れの際に大切なのが、強く擦らないということです。
ごしごし擦ってしまうと革への損傷を招くので、柔らかい布で汚れをやさしくふき取るようにしてください。

 

・ひび割れ
革は乾燥に弱い素材です。エアコンやストーブなど、室温・湿度を管理する空調の近くに置くと、革のソファは大きなダメージを受けてしまいます。急に温度が変化することによって、ひび割れが起こってしまう場合もあるので注意しましょう。

革製品はもともと油分を含んでいます。それらの油分が時間の経過などとともに減っていくと、革の柔らかさが失われます。その状態で製品を使い続けると、形状の変化に皮の表面が対応できなくなって、ひび割れてしまうのです。

また、革のソファには長時間体重をかけられているので、革がだんだんと伸びやすくなります。伸びて余った革が皺になると、服などと擦れやすくなって、表面のコーティングがはがれてしまい、ひび割れにつながってしまうのです。それでも気にせず使い続けた場合は、革が破れてしまうこともあります。

 

 

劣化を感じたらクリーニングが有効!その修理方法

劣化を感じたらクリーニングが有効!その修理方法

■革を染め直す

色あせた革は、染め直しという作業で復活させることができます。

日光などにあたって白っぽく褪せてしまった革に染め直しを行うと、鮮やかな色合いを取り戻すことができます。 また、色あせだけでなく、ボールペンなどで色を付けてしまったという場合も、染め直しを使えば上から色を載せることでインクを隠すことができるのです。

この染め直しについては、DIYでおこなう方もいらっしゃいます。
革には基本的に「クロムなめし革」「タンニンなめし革」の2種類がありますが、DIYで染色できるのはタンニンなめし革になります。クロムなめし革は水分が浸透しにくいので、業者に依頼するといいでしょう。

 

■革を張り替える

革を張り替えると、それまで革に蓄積していたダメージや劣化をゼロに戻すことができるので、寿命が格段に延びます。ソファの型はそのままに革だけを張り替えるので、使いなじみのある家具としての存在感を保ったまま、新品のような見た目と品質をいいとこ取りできるのです。

一から革を張り替えるので、革の色などを好きなものに変えることもできます。業者によって、張り替えサービスの内容や、選べる革の色などが変わるので、自分の要望に合ったサービスを提供してくれる業者を選びましょう。

 

■クリーニング液を使って汚れを落とす

革の劣化を感じたら、業者のクリーニングを利用してみましょう。クリーニングは表面上の汚れを落とし、保湿性も付加することができるので、製品の寿命をより長く伸ばすことができます。

一見汚れの少ない革に見えても、何年も使用していると知らずのうちに汚れは蓄積しています。クリーニングをすると、それまでいかに汚れていたのかに気づくほど、綺麗になります。

市販されている革のクリーナーなどを使っても落ちなかった汚れも、業者の手にかかればすっかりきれいになることがあります。
革のソファだけでなく、ブランドバッグや合皮までも、革のクリーニングによってきれいに復活させることができるのです。

 

 

DIYで革のソファをリペアする!簡単なお手入れ方法

DIYで革のソファをリペアする!簡単なお手入れ方法

革のソファを自分でリペアするにはどうしたらいいのか、その手順をご説明します。

■道具
革のソファを復活させるために必要な専用の道具は以下の通りです。

  • ・レザークリーナー
  • ・レザーディグリーサー
  • ・リムーバー
  • ・レザーグルー
  • ・レザーメンダー
  • ・レザー用修復クリーム
  • ・クロスリンカー

 

そのほかに、
ゴム手袋、ふきん、カッターナイフ、下敷きなどプラスチック製の板、筆、紙やすり、水、スポンジ、スプレー、ドライヤー、塗装下地剤、塗装トップコート、掃除機、アドヒージョンプロモータ
を使います。

 

■手順

 

1、分解できるソファであれば、小さいサイズにしておきます。ゴム手袋をした後、レザークリーナーをつけたスポンジでソファをこすり、汚れを落とします。

2、自然乾燥で完全に乾いたら、レザーディグレーサーをつけたスポンジでソファをこすり、油を落とします。頭や腕があたる部分はソファの中でも油汚れが付きやすいので、とくにしっかりと乾かしてからおこないます。そのあとは、掃除機のブラシノズルを使って表面の汚れを取り除きます。

3、レザークリーナーを使ってスポンジでソファを磨いた後で、リムーバーをふきんで塗ります。

4、カッターナイフの先端にレザーグルーをつけ、ソファの穴が開いた部分に塗って穴を埋めます。自然乾燥で1時間ほど乾かします。

5、下敷きなどのプラスチック板にレザーメンダーを付けて、ヘラやコテのようにしてソファに塗ります。ソファの革の損傷が激しいときは、革の色に合わせて選んだ修復クリームとレザーメンダーを混ぜ合わせ、ひびなどを埋めるようにして同様の方法で塗ります。自然乾燥で一晩乾かします。

6、完全に乾燥したら、紙やすりを使い表面を滑らかにし、掃除機でほこりやごみを吸い込みます。表面がまだ滑らかにならなかったら、レザーメンダーを付けて削る作業を再度おこないます。

7、水:クロスリンカー=9:1で混合し、さらにアドヒージョンプロモータと混ぜて革に塗ります。普通の場所はスプレー、溝があるところはスポンジを使いましょう。ここでは、乾燥時間の短縮のためにドライヤーを使用できます。

8、同様に、スポンジとスプレーを使って塗装用下地材を塗ります。トップコートは、ものによってツヤツヤした感触が出たり、逆にツヤ消しのような質感になったりするので、好みのものを選び、塗ったら完成です。

 

■長持ちさせるためのこころがけ
ソファを長持ちさせるためには、汚れやごみをこまめに取り除いてお手入れをすることが必要ですが、日頃から油を塗ったりしすぎると、逆効果になる場合があります。

日常的なお手入れは、やわらかい布でめぼしい汚れを優しくふき取るほかに、表面のごみを取り除くくらいで事足ります。柔らかいブラシを使って、強く擦らないように掃くのがよいでしょう。

 

 

まとめ

革のソファは家具として快適なだけでなく、高級感を演出したり、主要なインテリアとして部屋の雰囲気を決めたりするものです。 ソファとして長く使うためにも、空間に映える家具として保つためにも、日頃の扱い方には注意するようにしましょう。

手入れしないのも、手入れしすぎるのも良くないという点では難しく感じるかもしれませんが、考え方によっては「日常的に楽な手入れをすれば済む」ということでもあります。

長く使っていてヘタリや皺、ひび割れが発生した場合は、早めに修理に出しましょう。

DIYで修理する自信がないという方でも、革のリペア業者にたのめば、ふたたび新品同様に使うことも可能です。
自分の希望に合った方法で、長く大切に革のソファを使ってみましょう。

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