桐箪笥は、江戸時代より嫁入り道具として重宝されてきました。古いお家にお住まいの方ならば、今でも家の片隅に桐箪笥が置かれているのではないでしょうか。
「古いし、使ってないし、捨てちゃおうか?」と考えていらっしゃる方は、ちょっとお待ちください。桐箪笥は普通の家具とは違い、キズやヒビが入っていても削り直すことで見違えるように綺麗になる家具なのです。
その仕上げ方法も「とのこ仕上げ」「焼き仕上げ(時代仕上げ)」「オイル仕上げ」と様々あります。
とのこ仕上げは伝統的かつ一般的な仕上げ方法で、染料ととのこを混ぜたものを塗ってロウで仕上げます。布で強く拭いてもとのこが落ちることはないようですが、水拭きはできません。
焼き仕上げ(時代仕上げ)は表面をバーナーで焼き色をつける方法です。表面を焼くことで硬くなり、色の変色がなくなるようです。色は4・5色ほど選べます。
天然オイル仕上げは汚れがつきにくく、水拭きができるようになります。さらにラッカー系の塗装とは違って桐の呼吸を妨げることもありません。
他にも桐箪笥をテレビボードやチェスト風にリフォームする方法もあります。家具修理をお考えの方、当サイトでは桐箪笥の修理についても相談承りますよ。