どちらのご家庭にも、テーブルや椅子、タンス、ベッドなどの家具が設置されていると思います。家具の設置時には注意点がありますがご存知でしょうか。注意点を見逃してしまうと、故障を招いたり劣化の進行が早くなってしまいます。今回は家具設置時の注意点をご紹介いたします。木製家具は湿気を含むと膨張します。湿度が高い部屋では、タンスや机の引き出しが開かなくなるだけではなく、カビが発生することもあります。特に、コンクリート造りのマンションは気密性が高く、湿気が溜まりやすいです。通気性をよくするためには、換気をまめにするだけではなく、たまにでもいいので家具の引き出しを開けて内部にも乾いた空気を送ってあげましょう。また、壁から家具を少し離したり、家具と家具とのすき間を開けて設置することで湿気対策になります。そして、家具を設置するときは必ず水平になるようにします。水平に設置しないと、扉の締まりが悪くなったり、引き出しの開閉がスムーズにできなくなる「家具のねじれ」が発生します。放置しておくと、扉を取り付けている蝶番や引き出しの取手が壊れてしまいます。また、傾いていることによって、家具が倒れやすくなりますので、大変危険です。ほんの僅かでも傾いてしまっている場合には、新聞紙や板切れなどを敷いて水平になるように調整してください。