家具を塗装する目的

家具修理と言いますと、テーブルの足のガタツキを直したり、ソファーの座面を張り替えたりといった作業が多いです。しかしそれ以外にも、家具修理ではよく行われる作業があります。
それが、塗装です。塗装は金属や建築物の保護など様々な分野で活用されていますが、家具も塗装は必要なのです。その目的として、主に二つ挙げられます。

▼家具を保護する
家具にとっての塗装とは、人間にとっての衣類のようなものです。塗装することで表面に膜ができますが、その膜が家具を汚れや傷から守ってくれるのです。木製は汚れがつきやすいですし、シミやカビなどが発生することがあります。金属は錆が発生することで見た目が悪化し、耐久性が落ちてしまいます。しかし塗膜が覆っているうちは安心です。

▼見た目を良くする
塗装は、家具を化粧する際にも役立ちます。塗料の種類によっては、家具がピカピカと光沢を放ちますし、色とりどりのデザインに仕上げることも可能です。素材そのものの風合いを生かすのも良いですが、逆に塗装することで価値を高まることもあります。

一般的に、家具に使用される塗装といえばウレタン樹脂塗装になります。プラスチックのような光沢を放ち、さらに塗膜が頑丈なので、傷や摩耗に強い万能の塗装です。その反面、一度塗装が剥がれてしまうと、再施工が難しいという欠点もあります。
ウレタン樹脂塗装でも、それ以外の塗装でも構いません。家具の塗装が剥がれてしまった際も、当相談窓口までお問い合わせいただければと思います。