一点ものでデザインが気に入ったもの、そして憧れのブランドでお金を一生懸命貯めて買ったもの・・・と思い入れがあればあるほど、少しでも長く家具を使いたいと思うもの。何度も修理をして使うことはもちろん、日頃から正しいお手入れをしていれば、より長く使い続けることが出来るはず。今回は、そんな家具のお掃除・お手入れの正しい方法をご紹介いたします。
まず、飲み物などをこぼしてしまったときでも、そして普段のお掃除でもオススメしたいのが、常に「乾拭き」を徹底するということ。その理由には、家具に使われている素材が布や木、革のどれであっても、「湿気」が大敵になってしまうことが挙げられます。汚れがひどいものであれば、強力な洗剤を使ってキレイにしたいと思ってしまいがちですが、水分があると素材によっては家具の表面から染み込んでしまい、大きなシミになってしまうこともあるからです。
家具のお手入れでは、水ぶきが必要になるほどの汚れやホコリが溜まってしまう前に、目に留まったらすぐに乾拭きを行なうということが何よりも大切です。そして、最近北欧家具の普及などで人気が高まっている無垢材や無塗装の木製家具も、可能であれば毎日でも乾拭きを行なうことがポイントになります。汚れがしつこい場合には、台所用洗剤などの中性洗剤を500倍ほどに薄めたぬるま湯をやわらかい布に染み込ませて固く絞ったもので拭き取り、洗剤が残らないようにその上から水拭きを行ない、最後に乾拭きをして自然乾燥させることを忘れないようにしてください。
このように普段から家具のお手入れをしていても、何らかの原因によって突然大きな傷がついてしまったり、凹んでしまったりしたりする場合があります。そのようなときにご自分で直すことが難しいようであれば、家具修理の業者の方に相談するようにしましょう。